牡羊座新月から、天王星双子座入りへ

自分の火を思い出すために

 


牡羊座には水星、火星、海王星、土星、太陽、キロンと、
いくつもの天体が集まり始めています。

そして4月17日、月と太陽は牡羊座27°28’で重なり、新月を迎えます。

その後、月末の4月25日~26日ごろには、天王星が双子座へと移っていきます。

 

いま空には、

牡羊座の強い火が集まっています。

牡羊座のエネルギーは、

始まり、衝動、純度

 

 

まだ形になる前の純粋な創造のエネルギーです。

海王星と土星が今年の1月ー2月で牡羊座に入り

静かだった灯火も、4月から鼓動を感じるようになってきました。

 

この牡羊座の火は、

外へ向かうための火であると同時に、

内側へ戻るための火でもあります。

何かを始めるために、

まず、自分の中心へ帰ること。

 

これからさらに加速していく世界。

その速度に飲み込まれないために、

まずは自分の奥で何が燃えているかを知る。

 

今回の牡羊座新月は、

そんなふうに私たちへ語りかけているように感じます。

牡羊座は、始まりの星座です。

けれど今回の新月は、

ただ勢いよく飛び出していくためのものではないのでしょう。

牡羊座の終盤で起きる新月。

それは、衝動よりもむしろ、

すでに内側で知っていたことに

火を入れるような新月です。

私は何者なのか。

私は何に対して火を灯していくのか。

何を守り、

何を生み、

どこへ自分の命を使っていくのか。

 

その問いが、

いま静かに、けれど力強く差し出されています。

海王星は夢を見せます。

土星は、その夢に骨格を与えようとします。

火星は動きたいと叫び、

水星はそれを言葉にしようとし、

キロンは、傷の深い場所にこそ

本当の火があることを知らせてきます。

だからこの新月は、

夢を見るための新月ではなく、

夢を生きる覚悟を問いかける新月


なのだと思います。

新月のあと、

その火は少しずつ現実へ降りていきます。

意思は形になり、

衝動は行動になり、

言葉は責任を帯びはじめる。

ただ感じただけでは終わらない。

ただ美しいビジョンのまま漂うのでもない。

自分の火を、

この地上の時間や身体や仕事の中へ

置いていくこと。

その過程が、

新月のあとに始まっていくのでしょう。

そして月末、

天王星が双子座へ入るころ、

風が変わります。

天王星は、風の時代のエネルギーを持った

枠組みを壊し、新しい世界を見せてくる天体です。

その天体が、動きやすい風のエレメントの双子座に移ります。

情報はもっと速くなり、

言葉はもっと飛び交い、

世界はさらに軽やかに、そして複雑に

枝分かれしていくはずです。

 

ひとつの正解だけを持っていればいい時代ではなくなる。

ひとつの肩書き、ひとつの道、ひとつの答え。

そうしたものでは追いつかない流れが

すでに始まりつつあります。

だからこそ、その前に必要なのは、

風に乗る技術ではなく、

まず自分の火を知ることなのだと思います。

何に心が動くのか。

何を大事にするのか。

何を愛し、

何のために立ち上がるのか。

その火を知っている人が、

これからの速い世界の中で、

流されるのではなく、

自分の風をつかむことができる。

いまの星回りは、

そんなことを伝えているように思います。

加速する前に、

自分の中心へ戻ること。

内なる炎を見つめること。

そして、

何に火を灯して生きていくのかを定めること。

この牡羊座新月は、

そのために与えられた

ひとつの静かな、そして力強い節目なのかもしれません。



風の時代がさらに速度を増す前に、

まず私たちは、自分の火を思い出さなければならない。

何者として生き、

何に火を灯すのか。

その問いの前に立つための新月。




Naoko Nina Forrest